設計+制作 / 建築巧房 トップ

明日は、オープン日。酒枡のシャンデリアと黒漆喰磨き仕上げについては、建築巧房で工事を請けている。何時までかかるか、あるいは、きちんとできるか、不明。黒漆喰磨きは、田川産業製の白かべ＜黒漆喰＞を用いているが、本来、磨き用ではないものを、頑張って磨いている。仲間の女にわか左官が、手伝ってくれて、ぎりぎり、磨きらしき黒壁ができる。庭は、ツツジなどの低木を間引いて、すっきりしたところに、ウッドチップを敷き詰める。八女流で材料手配してもらい、いそのさわの社員総出で、敷き詰め作業がなされる。みな、職務の隔たりを超えて工事に参加し、費用増を抑えつつ、お店としてのクオリティーを確保しようとしている。

厨房となる既存縁側天井に、ステンレスのレンジフードを挿入する。国道沿いの明るい空間をなぜ、厨房にするかというと、この国道の大型車の往来が日夜激しく、客席には不向きであることから、このような計画に。古いガラス建具の手前に、熱源機器が並ぶ予定。不思議な厨房が出来上がりそう。
それから、大木町のイケヒココーポレーションに依頼していた、特注座布団の織りがはじまったらしく、こんな感じでいいか、の画像が送られてきた。イグサの生地色と、染色とを織り交ぜたもの。今回の改修ではは、それまでの畳座から椅子座への全面改修になる。それでも座布団が、特注で作られるのは、椅子に置かれるものとして、計画しているから。ということは、椅子も特注している。時間もお金も、そんなことができないほど限られているのに、このような対応をしていただける、作り手たちとのネットワークが、この上なく、有難い。