2009. 11. 17 permalink 蔵の二階に眠っていた酒樽を見付けて、これは宝だと思い、慌てて大工さんを呼ぶ。埃をかぶった木の物体の解体を願うと、そそくさと、解体が始められる。こんなものを使うのか、という感覚が背中から僅かに立ち上るが、それでも黙々と樽特有の湾曲した部材を取り出す。埃がかぶりすぎて、杢目が確認できないが、いうまでもなく、100年前のモノであるなら、今のモノより劣るはずがない、と心が躍る。