左手はステンレスコートされた既存のキッチンです。その脇は黒漆喰のナント磨きです。でも職人ではなく構想者の仕業なので、まったく職人技ではない「黒漆喰磨き」です。よくいえば、黒と灰色のまだらに趣あり、と言えるでしょうか
玄関を開けると、いきなりフローリングが始まります。アルミの敷物が土間の代わりです。いろいろ考えたのですが、靴を脱ぐだけの「猫の額」土間など、ひと度ワンルームの室内に入って見れば、みじめな空間、陰気なコーナー。広い土間なら室内側からもいろいろと使えそうですが、あるいは土間がない、の方が却っていいのではないか、の結論からこうなりました
天井と壁に境がなく、一体となる空間は、塗り壁のおかげです。どんなに逆立ちしてもこのもんわりとした雰囲気はクロスでは実現できません。それなりに手間のかかる技術ですが、果たして暮らしに役に立てるといいのですが
天井と壁に境がなく、一体となる空間は、塗り壁のおかげです。どんなに逆立ちしてもこのもんわりとした雰囲気はクロスでは実現できません。それなりに手間のかかる技術ですが、果たして暮らしに役に立てるといいのですが
普通、窓には普通の安っぽいアルミサッシがあって、それを借り主がカーテンやブラインドで隠して生活をすることが暗黙の了解になっています。賃貸の常識は、障子などという選択肢をカスめもしません。なので障子は最初から付いている以外、こんなに柔らかい光が賃貸の一室に充満することありません。正直、これは私自身もうらやましい・・・
普通のタテヨコ律儀な格子の障子ではなく、敢えて現代的なリズムカルな変則をもった障子です。しかも表裏の凹凸貼りです。手間がかかりますが、せっかくなら障子戸は「和風」ではない、という側面をお伝えしたいと思い・・。因みに障子は空気層を密閉するので、断熱効果は、カーテンやブライドなどよりも断然高いです(破らないでね)