220724改訂(190301初版)
1.前提:建築家の「わがまま」がそのままでは通りにくい社会
→訴訟社会(設計者責任増)と、その根源(貨幣経済)
→個人(建築家)による仕事の質のマイナス面露呈
→設計、施工分離発注が、見直され、設計+施工一括請負へ
2.社会的意義の確認:個人のモノづくりは無くなってもいいか?
→産業化、制度化、平準化、に対する、自由なモノづくり
→社会的秩序と争わない、むしろ、寄与する個人の自由(個人=依頼者、設計者、施工者の全て)
→中小企業~個人自営業の社会的意義の模索(人間をモノ化しない=人間らしさ?)
3.ビジョン:個人のものづくりを維持しながら、集団としての利点を身につける。
→ 一人でやれることの限界を打ち破る(一人でやりつづけることの非社会性)
→例として、弁護士の共同法律事務所、あるいは合同会社という形式
→いわゆる建築家ユニット、の前身的状態。もう少し、メンバーが流動的でいい。→より大きな考え方は、通底しているが、末端の作風には、変化がもたらされる。各々の得意な仕事を選択できる程に、仕事と人の数が回るようになれるといい。
→組織が持っている人的融通性、設備力(cad等)、生の建築情報、知識を獲得する。
4.具体的な方法:個々は独立していながら、一部を共有している。
→営業資源(工作目的、工作履歴)の共有
→工法、詳細図、メンテ履歴、現場などの生の建築情報等の共有
→固定費の共有(シェアオフィス一般に同じ)
→マンパワーの共有、融通
5.母艦と考える実働部隊
建築巧房という場所と知、は「母艦」であり、(高木も含めて)各々が、「考える実働部隊」。個々は自らの個人名を育てる、だけでなく、母艦を動かす元となる作戦意義を考え抜き、その作戦を育てていくことに努める。(作戦意義そのものに共鳴する人々の集まりでありたい)